親から悪口ばかり聞かされる【家庭の愚痴シリーズ①】

-家庭の中で出てくる愚痴・悩みについて、考えるシリーズです。
-すぐには解決しないけど、少し考えてみるきっかけになれば幸いです。
第1回は、親から悪口を聞くことがしんどくなってきた方へ、書いていきます。
親から愚痴や悪口を聞く
親が子ども相手に愚痴をこぼすというのは、
結構よくあるシチュエーションかもしれません。
親も愚痴をこぼしたい時がある。
親も悪口を言う。
子どもが親をなぐさめたり、励ましたり、そういう時もありますよね。
でも、
毎日、毎日、親から愚痴を聞かされていたとしたら・・・
親から聞く悪口の内容が、あまりにひどい内容だったら・・・
聞くのがしんどくなってきませんか?
子どもとしては聞きたくない話でも、
一緒に家で過ごしていたら、聞かざるを得なくなってしまう。
家で過ごす時間が増えたことで、
これまで見たことのなかった親の一面を知る機会もあるかもしれません。
何気ない愚痴や悪口でも、
親から聞かされると戸惑ったり、ショックを受けたり・・・
父親の悪口、母親の悪口
親から親の悪口を聞く。
そんな経験のある方いらっしゃるのではないでしょうか?
母親から父親の愚痴を聞く、父親から母親の悪口を聞く。
兄弟姉妹がいれば、親から妹の愚痴を聞いたり、兄の悪口を聞くこともあるかもしれません。
親から愚痴を聞いた時、
「あぁ~お母さん、そんなことがあったんだ」とか
「そうか、お父さんも大変だなぁ」とか
そんな風に思えればいい。
でも、そんな時ばかりともいかない。
「それって、お母さんが間違ってるんじゃない?」
「お父さん、言い過ぎだよ!」
「どうして私にそんな話するの?」
心の中でモヤモヤを感じ始めると止まらないかもしれません。
親に対して抱いたモヤモヤは、
友達や上司など、他人に対して抱くものとは別物。
親という存在が特別だからこそ、聞いたことをスルーできない、消化できない。
複雑な気持ちになってツラいこともあると思います。
家庭以外の逃げ場所を確保する
とはいえ、親から愚痴を聞かされる状況を、子どもが避けるのは難しいと思います。
「親が悪口を始めたら止まらない、話題を変えられない」
「話を聞かないと親が不機嫌になるので、聞かざるを得ない」
こんなツライ状況もあるのではないでしょうか?
親と一緒にいることをツラく感じたら、
家庭とは別の場所・家庭から離れた時間が大切になってきます。
友達でも、アイドルでも、ゲームでも、音楽でも、映画でも、
なんでもいいから、家庭から離れる・逃げる術を見つけて大切にしましょう。
「親だから仲良くしないといけない」ということはありません。
仲良しでも、そうでなくても、親は親です。
聞きたくない愚痴・悪口なら、親であっても距離を置きましょう。
成人していて自立できる経済状況であれば、環境を変えるのも一つの手です。
「親の話を聞きたくないから、一人暮らしを始めるなんてバカらしい」と
思うのであれば、問題ないです。
「今すぐこの家を出ていきたい」「でも行動を起こせない」というのであれば、
・あなたが何に不安を感じているのか
・一人暮らしに踏み切れない、一番の問題は何か
・家族と過ごす方が、一人暮らしをするよりも心が落ちつのくのか
改めて少し考えてみてはどうでしょうか。
親は友達ではない
最後に、親がどんな気持ちで、子どもに愚痴をこぼしているのかは分かりません。
きっと様々な親側の事情があるのでしょう。
ただ、親と子はあくまでも家族であり、友達でも恋人でもありません。
子どもが、友達のように、親の愚痴に付き合う必要はないと思います。
「親と話すことが息苦しい」「ストレスだ」と感じることは、誰にでもあります。
そう感じること自体を否定するのは、やめておきましょう。