上司と合わない、上司が嫌い【仕事の愚痴シリーズ②】

-仕事をする中で出てくる愚痴・悩みについて、考えるシリーズです。
-すぐには解決しないけど、少し考えてみるきっかけになれば幸いです。
第2回は、上司に対してモヤモヤ・イライラを抱えている方へ、書いていきます。

上司と合わなくて、ストレスがたまる

誰にでも、「どうしても性格が合わない相手」、「価値観が合わない相手」はいるものです。
でも、それが一緒に仕事をしなきゃいけない上司だと、かなりつらい・・・

上司にも色んなタイプの人がいますよね。
「話が分かりづらい」、「指示がコロコロ変わる」
「高圧的」、「仕事を丸投げしてくる」などなど。

部下としては、上司に苦手意識を抱くと、どうしてもストレスがたまりがち。

自分で上司を選ぶことはできないからこそ、しんどい。
この状況がいつ改善されるのかもわからず、ますますストレスを感じる・・・

上司に対する不満や不信感が募って
「もう疲れた」、「この人の下でやっていくのは無理だ」と感じることもあるかもしれません。

「必要最低限」の意識で上司と接する

上司と合わない・上司が嫌いと感じて、仕事がつらくなったときは、
「必要最低限」を意識してみてはどうでしょうか。

上司とは、「必要最低限」のコミュニケーションを取る。

上司と仲良くなろうと頑張れるときなら、もちろんそれで良いと思うんです。
ただ、上司のために頑張ろうと思えないときは、必要最低限の対応で構わないと思います。

人の性格や態度を変えることは、不可能に近いです。
立場が上の人間なら、なおさら難しいです。

上司から離れようと、部署を異動することや転職することも、
すぐにはなかなか難しいことだと思います。

上司が嫌いだと感じつつも、
「必要最低限」のコミュニケーションが取れているのであれば、
ひとまず十分だと考えてみてはどうでしょうか。

上司とは「仕事だけの関係」と割り切る

上司とは、あくまでも「仕事上の関係」だと割り切ることも有効かもしれません。

上司だからといって、プライベートを話す必要はないし、
「上司と仲良くならないと仕事が回らない」、そんなのはおかしい。

自分が考える理想の上司には、おそらくなかなか出会えません。
この先、会社員として働き続けるのであれば、
「上司が良い人だったら超ラッキー!」ぐらいに思っていた方がいいかもしれません。

多くの会社では、勤続年数を重ねれば、自動的に「上司」になっていきます。
だから、別に「上司」が特別な人という訳ではないんですよね。

会社内で「自分より経験のある人」なのは確かだけど、
資料作成は下手かもしれない、
リーダーシップは無いかもしれない、
人格的にヤバい人かもしれない。

上司もただの人間なので、自分が尊敬できなくて当然かもしれない。
客観的に見て性格が悪い上司も、世の中にはたっくさんいるでしょう。

あくまでも、たまたま上司として出会ってしまった人。
自分の人生に入り込んできてほしくないような上司なら、
・大胆に関係性を割り切って考える
・目の前の仕事だけに、ただ集中する

こんな風に心がけると少しラクになるかもしれません。

限界を超える前に、自分自身を守る行動を

ここまでは、上司と距離を置く、上司との関係性を捉えなおす、という観点から話してきました。
最後に、「場合によっては、我慢するのではなく自分自身を守る行動をしてほしい」という話をします。

上司から理不尽な要求をされたり、身体的・精神的な攻撃を受けたり、
職場でハラスメントが発生している場合には、
誰かに相談するなどして、これ以上の被害を回避する行動を取りましょう。

社内に相談窓口があれば、そこに相談しましょう。

社内の人間に相談することが難しい場合は、
各都道府県にある、労働局の総合労働相談コーナーへ相談するという方法もあります。

なにより、ひとりで抱え込んで悩み続けることは避けましょう。
限界を超えて、精神的に追い詰められるような事態になってからでは遅いです。

「会社を休んでもいい。」「会社を辞めてもいい。」

上記の言葉は、他人だから言えることかもしれません。
それでも、「別の道もあるんだ」と受け止めてください。
「今の会社で働き続けることが唯一の選択肢ではない」と認識しておいてください。

今は、「我慢できているから大丈夫」と感じている人も、
少しでも心当たりがあれば、自分自身を第一に考えてみてください。